落合莞爾氏「ワンワールド」シリーズについて [書評]
バック・トゥ・ザ・フューチャー ~ この本から思考がはじまった [時事所感]
2017年 日本システムの終焉 The End of Japan's System (光文社ペーパーバックス)
- 作者: 川又 三智彦
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/08/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
マラソンへの夢(1) [健康管理]
大会の様子を眺めながら、心の内の燻りが募る。
「1年後の自分」に思いを馳せて新たな決意をブログに残そうと考えた。
ロシアから帰国後派遣社員として仕事を始めて1年後の2002年、最初の健診で肝臓の数値が引っかかり、「C型肝炎」と判明。
どこでもらってきたのか不明だが、おそらくロシア学生時代の健診で背中に注射を打たれたのが原因ではないかと疑った。
以来10数年で血小板数は10万から3万台まで減少、肝硬変の兆候が顕著に。
5万台から鼻血の頻度が高くなる。
焦りを覚える日々を送る中、2014年に「C型肝炎治療のブレークスルー元年」のスローガンの下、待望の新薬が登場。
不安と期待の中で2015年夏より服用開始後、ウイルス消失状態が6か月続き「完治」の宣言を受ける。
人生の新たな門出を迎えた今年2016年となった。
一方、C型肝炎ウイルスは消失したものの、肝硬変に至った肝臓はそう簡単に元に戻らない。
担当医からは「問題がなければ肝硬変に至った2倍の速さで元に戻る」と伝えられたが、現実としてはそう簡単ではない。
鼻血の頻度は下がったものの全く安心できるレベルではなく、右上腹部のシクシク感もまだ消えてはいない。
完治宣言後も体の疲労感が抜けない生活は続く。
特に厄介なのは冬季の鼻血とこむら返りで、年に最低1度は足の甲の攣りによる激痛に苦しむことになる。
2010年頃に子供たちと鬼ごっこで遊んだ際、急激な運動により肝臓が燃えるような状態になり死ぬような思いをした。
それ以来ランニングにも恐怖を覚えるようになった。
何度か早朝の運動を試みたが長続きせず、さらに事務系企業への転職を契機として残業時間に比例し体重が増えることに。
ぎっくり腰に始まり体の節々に痛みを感じるようになってきている。
何とか自分の体を鍛える術はないかと悶々と過ごす中、マラソンへの希望は消えてはいなかった。
実家の弟も地域のマラソン大会に参加していると聞き、自分もいつかは走れる体を取り戻したいと密かな夢を抱いてきた。
そして今日10月16日、その夢を具体的に実行するという決意を新たにした。
(つづく)
仕事で使えそうな [書評]
みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 2015-2016年
- 作者: 滝澤 ななみ
- 出版社/メーカー: TAC出版
- 発売日: 2015/05/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
改めてFPの資格に注目中。
タックスプランニングはあくまで個人だが、それはそれで必要な問題だ。
著者には簿記の勉強でもお世話になっている。
婚活アドバイザー 大西女史の記事 [時事所感]
論理的に褒める技術 ――婚活の勝機は「心を動かす具体的な話」にあり
http://woman.president.jp/articles/-/786
『なぜ彼女たちが結婚できているのか。それは相手の「心」を動かすことができたからです』
なるほど納得です
日本人、キリスト教、そして信仰の意義 [書評]
- 作者: 宮崎 賢太郎
- 出版社/メーカー: 吉川弘文館
- 発売日: 2014/01/21
- メディア: 単行本
日本は人類歴史の「パンドラの箱」 [書評]
働くということ [書評]
現在転職活動で悪戦苦闘する自分にとって、何らかの力を与えてくれるのではないかという淡い期待で借りてきた本。
正直なところ、「はじめに」と「おわりに」以外あまり読んでいないので上手なコメントができる立場ではないが、かなり分厚い本なのでどちらにしても全部は読めそうにない。
しかも発行年が2004年で、当時とはだいぶ世相が異なっていることも熟読の意欲をそぐ要因の一つだ。
ただ最初と最後を読んで、やはり世の中の人々は「働く」ということにみな悩んでいること、そしてその悩みは人それぞれであること、特に若い世代と熟年世代との格差が広がっていること等々、当たり前だが納得できる記述に改めて自身の転職活動の意義を考えさせられた。
以下印象に残る引用部分となる。
取材の過程で浮き彫りになったことがいくつかあります。一つは世代間に横たわる就労観の溝です。大学の就職課に母親同伴で渋々と相談に訪れる男子学生。大企業への就職には見向きもせず、「起業」を目指してセミナーに日参する大学・高校生。労働市場に参画することが「自立」への第一歩だとすれば、いま、その道筋はかつてないほど多様です。「何はともあれ就職」を選択してきた中高年の世代から見れば、認めがたいモラトリアムとも映ります。
...若い人たちに「同世代のフリーターの増大をどう思うか」と聞いてみたことがあります。大半は「他人に迷惑をかけているわけでもないし、自分探しはいいと思う」「前向きなフリーターだつている」という肯定派でした。むしろ、団塊など先輩世代に対し「ポストを独占している」「退職金や年金を食い逃げしている」と不満を言い募る姿が印象的でした。
若年層の就労システムが崩壊すれば、技術やスキルの伝承は途絶え、年金に代表される世代間の相互扶助のメカニズムまで壊れてしまいます。本格的な人口減少時代が間近に迫るいま、「自分探し」にとどまり続ける若者の姿は、長期停滞する日本経済の未来にも重なって見えます。
もう一つは、誰もが必ずしも働くことをめぐって「最終的な答え」や「単一の価値観」を持っているわけではない、ということです。
誰のために、どんな目的のために仕事をするのか。バリバリとビジネスの最前線で働きたいと思う半面、南の島でのんびりとした生活にもあこがれる。組織の歯車であることには満足できないのに、独立することもそれ以上に怖い。社会に貢献したいのは山々だが、自分の生活や家族も大事……。誰もが迷い、惑い、揺れながら自分の道を探し続けているのです。
...世代を問わず一人ひとりが「働く意味」を取り戻し、見つめ直すきっかけとなるのは、立派な就業支援センターやパソコン研修ではないはずです。親や子、友人、先生といった身近な人たちとの触れ合いや何気ない会話などを通じ、働く喜びを伝え合う機会を持つことが欠かせません。
本書に登場した「働く人たち」の姿は千差万別です。どうかあなたやあなたの友人、先輩や後輩、あなたのお子さんやご両親などの働き方と比べて、それぞれの「位置」を確認してみてください。そして、誰かとそれを話題にして、好悪、共感、反発など感想をぶつけ合ってみてください。案外、自分にとっての「働くことの意味」がそこから見えてくるかもしれません。...
「大地」を巡るロシアの苦悩と日本 [時事所感]
久々に時事所感を書く。
7月に録画して放っておいたNHKのドキュメンタリーWAVE 「大地は誰のものか ロシアを耕す中国人」。
悲しいかな、そこには”人口”大国中国に浸食されつつあるロシアの悲哀が映されていた。
それは正に、このままいけば10年後に味わうであろう日本の悲劇と重なっている。
※参考ページは以下
http://adc-g.co.jp/archives/346
「母なる大地」の価値を理解し守ろうとする気概あるロシア人元ソフホーズ責任者。
国家間の交流進展を機にビジネスを目論見次々乗り込んでくる中国農民労働者。
その裏でマージンを稼ぐロシアの役人たち。
どこかの国の現状とダブらないだろうか。
違うのは、中国と国境を接するロシアの国民はその実感度が遥かに切実だということ。
少々視点を変えると、食べるための農業 vs 稼ぐための農業 という構図も見えてくる。
日本は、少なくとも国民の意識では、既に前者への転換をが進行しつつある。
対照的に中国は今正に環境問題という形で後者のツケを払わされている。
どちらに将来性があるのかは一目瞭然だが、民間ビジネスの裏側で暴利を貪る輩は未だに後者への崇拝を続けている。
その錬金術が自分たちの愛する国土を放棄することになる毒薬であることも知らず。
20世紀、ロシアは共産主義教育の下で男たちがウォッカで潰され、日本は戦後教育の下で若者たちが自殺に追い込まれるようになってしまった。
21世紀の初頭、似た者同士が協力し合い、新しい国際協調の道を模索していくときを迎えていると思うのだが。
サラリーマンと起業の狭間で [書評]
独立宣言!カイロプラクティックで起て―格差社会で独立・開業し成功するためのサバイバル・ブック
- 作者: 大川 泰
- 出版社/メーカー: 現代書林
- 発売日: 2006/09
- メディア: 単行本
カイロプラクティックで誰もが成功できる理由(わけ)―感謝されて、楽しく豊かになれる「独立ビジネス」
- 作者: 大川 泰
- 出版社/メーカー: 現代書林
- 発売日: 2007/07/13
- メディア: 新書
「起業と自立」というテーマで図書館を散策していたときに見つけた本。
1冊目が起業の意義、2冊目が医学とカイロプラクティックの関係という、共に考えさせられる内容だった。
会社勤めの悲哀について、著者は自身の経験を含め強く主張する。
失業者問題の原因は不景気にあるのではなく根本的に資本主義という競争社会にあると説明し、好むと好まざるとにかかわらず、将来的にアメリカ型の資本主義が幅を利かしていくと説く著者の理論展開には納得せざるを得ない。
ここで起業の成功率は1500分の1という厳しい現実があるものの、そこにはある種の鉄則があると強調する。
これは非常に重要かつ明確なポイントと理解した。
1)スモールであること(資産)
2)敗者復活しやすいこと(経費)
3)利益率が高いこと(利益)
4)大手が参入できないこと(競争力)
5)下請けでないこと(自前力)
6)ベビーブーマーをターゲットとしていること(市場力)
ベビーブーマー以後の社会については多少疑問が残るものの、現時点では確かに明確なビジネスポリシーがそこには構築されている。
2冊目では主に現代医学の問題点と時代の潮流に乗るカイロプラクティックの特徴が描かれる。
しかも第2世代の最新理論をベースとする大川学院の教育理念には一寸の隙も見られない。
別に宣伝マンでもないが、勉学と経営の調和を重視する姿勢には見習うべきものが多い。
自分自身はカイロプラクティック自体に興味をそそられるということはないが、過去にサラリーマンを経験した著者の経歴には強く共感を覚えた次第である。